海岸より離れた市中心部は津波被害は免れたものの、沿岸地域ではご自宅やご家族を失った方々が少なくありません。
自ら被災して最愛のご家族や知人を失いつつも、悲しみを乗り越えて、地元復興のために尽力している消防団員を主体とした『福興浜団』を、震災よりお手伝いをしてきました。
南相馬市に支援してきた理由

そんな浜団のところへ、6月28日の土曜日に法人職員から募った有志6名でボランティア活動に参加してきました。
片道6時間の道中、避難指示解除準備区域内では帰宅準備に向けて除染作業が進んでいました。

遠くに見えるブルーシートあたりに、除染作業での廃棄物が袋に詰められています。このような光景があたり一面に広がっています。
ボランティアの方々と合流し、本日の活動内容の指示を受けて現地で早速開始します。
今回は原町区北泉海岸付近での活動となりました。
沿岸部では、3年経過した今でも被災したままの家屋が多く残っています。



海が時化ると、まだ海岸には多くがれきが打ち上げられます。
大きなテトラポッドの内側まで捜索活動を行いました。

遠くに見えるのは、東北電力『原町火力発電所』です。
震災前はきれいに整備された緑多い公園が隣接する、きれいな砂浜でした。

夕方からは、菜の花の刈り取り準備を行いました。
福興浜団では「まずは地元である萱浜・雫地区の再生。〜みんなが笑いあえるところ〜にします。その後は南相馬市、福島県、東北、日本の復興へと情熱と力を注ぐ所存です。」とのコメント通り、地域の方々に笑顔が戻るように手作り公園を整備したり、夏には鎮魂花火大会も自分たちで企画しています。


肉体的にも負担が多いボランティア。でも、浜団の活動をこれからも応援したいと、今回の参加者全員の意見でした



こちらがお邪魔した福興浜団のみなさんです



(なる、熊☆)